諸輪にいちご農園があるのをご存知ですか？昔からここに住んでいる方でも知らないという方いらっしゃるんじゃないでしょうか？
それもそのはず。まだ３年目のいちご農園なのです。
場所は尾三消防本部前交差点を北へ進んで、警察犬スクールの向かいにビニールハウスがずらーり。
 

「いちごの郷（さと）」です。
先日、店長がいちごの郷の苺をお土産で頂き、食べてみるとすご～く甘くて美味しい！「こんなに美味しい苺は初めて食べたぞ!(^^)!」
これは、ぜひとも紹介させて頂きたい！ということで、今回私たちがお邪魔させてもらいました。

直売所にハウスが１１棟と尾三消防署の向かいに６棟もあり、パートさん９名が収穫・苗の管理・パック詰めなどの作業をされています。お伺いした日はとても天気が良く、こんな日は肥料をやったり、ハウスの温度を下げるのにビニールを上げて風を通したりなどなど、仕事が増えてとても忙しいそうです(+o+)それなのに快く取材を受けてくださいました。ありがとうございましたm(__)m

３年前いちごの郷を始めた近藤泰さん。前職は名古屋市議会議員の秘書だったという異色の経歴！「いちごの郷」を始める前２年間愛知県立農業大学校で農業を勉強したそうです。地元の諸輪でいちご作りから農業を発展させていきたいという夢と希望を熱く、時に面白おかしく語ってくださいました。

そして、たくさん試食させていただいちゃいました(>_<)そのどれもが、甘くておいしい～
「紅ほっぺ」は、コクがあって甘く酸っぱさが全くありません。
びっくりしたのは、冷凍いちご！硬そう・・・噛めるかな？と思いましたが、口の中で少し溶かすとシャーベットのような噛みごたえ。冷凍でも販売しているそうですよ。

「女峰」は昭和の頃日本で作られたいちごの半分を占めていたそうです。一同「なつかしい味がする～」（←歳がバレますね・・・）

変わった形の奈良県原産の「あすかルビー」優しい味であまりコクのないさっぱりした感じ。

そして、「秘密兵器があるんですよ～」と紹介してくれたいちご。
これを良い状態で食べた人は「苺じゃない！」「南国のフルーツのようだ!」と大絶賛。でも、その分作り方が難しく、今回７千株植えて６千５百株枯れてしまったそうです・・・「秘密兵器のはずが、失敗してしまって本当に秘密のままに・・・」と残念そうでした。
来シーズン（今年の１２月～）には、美味しい秘密兵器ができているかも？！乞うご期待です！！！
（ちなみに・・・秘密兵器の品種は「清香（きよか）」だそうです（*^_^*） ）

こんなにもたくさん試食させて頂いたのには訳がありました。「スーパーで多くて４種類くらいのいちごが売られていて、食べ比べたとしてもきっと味の違いはほとんどないでしょう。直売だからこそ、新鮮で旬のものが食べれるので味の違いが分かるんですよ。」と近藤さん。
確かに、一般人の私たちでも味の違いはしっかりと感じることができました。
いちごの郷では苗から育てているそうです。完熟にこだわってヘタのギリギリまで赤くなった苺を出荷・販売しています。

「農業は難しい。ハウスで温度を上げても、お日様の陽が当たらないと甘い苺ができない。天気だけはどうしようもないから挑むしかない！」と試行錯誤と毎日の管理の大変さがうかがえます。
どの品種もこだわり、愛情のたっぷり詰まった本当に美味しい苺でした。

いちごの郷の苺は、諸輪の直売所でも購入できますが、長久手温泉ござらっせに隣接するあぐりん村・長久手農協グリーンセンター・日進市の生協を中心に出荷されているそうです。
直売所では、土曜日などは昼過ぎに売り切れてしまうこともあるそうですが、電話での取り置きも可能とのこと。手土産やおやつにぜひ！！

今シーズンは５月ゴールデンウィーク頃までなら購入できそうです。いちご狩りはやっていませんのでご注意ください。でも、「いつかはやりたいな～」とおっしゃっていたので楽しみに待ちましょう！