「神谷伝兵衛」

この名前を知っている人がどのくらいいるでしょうか？

江戸時代、三河国松木島の生まれで、生家は名主でしたが没落しました。幼い頃から苦労を重ね、明治13年浅草に「みかはや銘酒店」を開業しました。輸入ぶどう酒は苦渋で日本人の口には適さないと考えて甘味にした神谷傳兵衛の『蜂印香竄葡萄酒』は全国で大ヒットして日本中にその名を知らない人はいないというワイン王になりました。
明治大正期に数多くの日本を代表する企業の創設を行い一代で多くの財を築いた実業家です。
事業で成功を収めた後もその資産を善用して多大な寄付や社会貢献に献げた人物です。
※大正10年、坂本箕山著「神谷傳兵衛」が非売品でしたので、この偉大な功績を天下後世に残すために100年後の今、調査研究の記録資料を加えた復刻本として出版します。

◆A4判　上製本　口絵2P+本文320P

◆定価/本体4,630円+税

◆中日新聞社　味岡源太郎著

◆2018年10月1日発売